おい、スター!呉産牡蠣の新たな幕開け

こんにちは、名刺にWEBライターと入れてもらう画策を勝手にしているポップジャパンPRチームの酒井です。
さて、寒さ染み入る睦月の晩に、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私はさながら野良犬のように身を震わせているのですが、こんな寒い季節だからこそ体を温めるモノを食べたいですよね。

というわけで本日は、広島と言えばこれ!
焼いても鍋に入れても美味しい、呉産の牡蠣についてご紹介いたします。

ポップジャパンが何故牡蠣を?

ポップジャパンが何故牡蠣を?と思う方もいらっしゃると思いますが、のぼりラボと牡蠣はなかなかどうして切っても切れない関係があるのです。
のぼりラボを読み返してみても、今までの記事の中で牡蠣が登場したのがなんと10回!
何なら、記念すべき第1回も牡蠣の内容です。
自他ともに認める牡蠣大好き好き君企業のポップジャパンですが、呉の牡蠣の凄さと、これから予定しているイベント、コロナ禍で沈む個人の牡蠣消費量を促進する取り組みについて多くの方に知って頂きたいという想いで筆を執りました。

早速ですが、日本の牡蠣のシェアのうち、広島の牡蠣が占めている割合ってどれくらいだと思いますか?
宮城県や岩手県など、牡蠣の産地もいろいろありますので2~3割くらいで上々かなぁ、なんて思ったそこのあなた!
広島の牡蠣、もっともっと凄いのです!
2018年のデータですが、なんと全体の67.42%!
市場に出回る牡蠣の大体3つに2つは広島産だと聞くとその凄まじさが分かりますね。
では、そのうちで呉の牡蠣はどれくらいなのか。
実は呉の牡蠣、市町村別の生産量でなんと全国1位!
呉市だけで17.06%のシェアを獲得しています。
つまり市場に出回る牡蠣の6つに4つが広島産で、その4つの内の1つが呉産なわけです。
この数字で凄さが伝わりますかね。
これは牡蠣生産量全国2位の宮城県のシェア17.82%に迫る数字なのです。
一つの市が県に迫るほどの生産量を誇っていると聞くと驚きですよね。

では、どうして広島の牡蠣養殖がこんなに盛んになったのでしょうか?
その答えが、広島の海が牡蠣養殖にとって奇跡のようなバランスで構成されていることから分かります。
皆さんご存知の通り瀬戸内海の島々に囲まれた広島の海、広島湾。
波が小さく潮の流れが強すぎないことから牡蠣の養殖に向いている海だと言われています。
その養殖の土台となる広島湾に大田川をはじめとした河川から流れ込んだ水が、牡蠣の餌となる植物プランクトン、植物プランクトンの増殖に必要な栄養素を運び込んでくれています。
本来、開けた海であれば折角運び込まれた植物プランクトンや栄養は他の海域に流れ出てしまいます。
しかし、島々に囲まれた広島湾。
牡蠣の幼生やプランクトンを、他の海域に流出させないのです。
その他、水温や歴史的な背景などを含めた様々な要因が奇跡的なバランスで成り立っていることが広島の牡蠣養殖の成長を手助けしているわけですね。
今日の身が大きくプリッとした広島産の牡蠣が食べられるのは、そういった広島という土地と牡蠣の生育の相性の良さがあるのかもしれませんね。

そろそろ、この冬の味覚を試してみたくなったんじゃないでしょうか?
そんな方に耳寄りな情報を噂レベルですがゲットしてきましたよ!!
風の噂なのですが、呉ポートピアパークで、生産量日本一の呉産牡蠣のみを使った「牡蠣小屋」が試験的にオープンする予定があるとかなんとか……
で、その仕掛人が呉産かき振興協議会(通称:KAKKY)という団体だそうで……

呉産かき振興協議会?

なんだか怪しい雰囲気を感じますね。
それもそのはず、弊社マーケティング部 部長の稲田が事務局次長を務める団体でした!
怪しいわけだ!
では、どんな活動をされているのでしょうか?
公式ホームページを確認します。

“呉市では、平成28年度から平成30年度にかけて3か年にわたり、委託事業として『呉産かきのPR・販路拡大業務』を実施してきました。
意欲あるかき生産業者18社(平成30年度)が参画し、飲食店関係者を招いての産地見学会や商談会を開催。
また、呉市内の飲食店と連携したグルメマップの作成、幟やポスターによる呉市内外でのPR、ホームページによる情報発信を行いました。
そして、呉市域では初となる『かき』に特化したイベント『呉かきフェスタ』の開催などにより、呉産かきの販路拡大および認知向上において一定の成果を収めることができました。
この取り組みを滞らせることなく民間レベルで拡充していこうと、呉市内の牡蠣生産事業者の有志が発起人となり、2019年7月、「呉産かき振興協議会」(通称:KAKKYカッキー)を発足。
呉産牡蠣を全国にアピールする活動や新しい技術の共同開発をはじめ、地域や社会に役立つための慈善活動などを実行してまいります。”

引用元 呉産かき振興協議会 

全然怪しい団体じゃありませんでした。
では、どういった目的をもって活動されているのでしょうか。

“呉産かき振興協議会においては、呉市域の行政や団体および企業などと連携し、呉産かきのさらなる認知向上の推進と流通、及び消費の拡大を図り、呉市域のかき生産安定化に発展させ、ひいては、呉市域の産業活性化、観光集客の向上に寄与することを目的とし、以下の事業を実施します。
1.呉産かきのPRに関すること
2.呉産かきの販路拡大に関すること
3.呉産かき生産支援に関すること
4.呉産かきに関連した商品開発に関するすること
5.呉産かきに携わる人材の育成に関すること
6.その他協議会の目的を達成するために必要な事業”

引用元 呉産かき振興協議会

呉産の牡蠣をもっと多くの人に知って貰いたい、食べてもらいたいというのがやっぱりテーマみたいですね。
これは1974年創業ののぼり旗をはじめとした販促物、プランニング、デザインなどジャンルを問わないプロモーションを手掛けるメーカーで広島県を中心に営業しているポップジャパンとして、お手伝いしないわけにはいかないですね!
というわけでポップジャパンも呉の牡蠣の美味しさを知る企業として、企画やデザインで協力させて頂いております。

さて、そういった団体の方たちの努力の上で呉産の牡蠣の生産量が日本一になっているわけですね。
そんな思いを噛み締めながら呉の町並みを歩いてみると至る所にこんなのぼりが!

「おい、スター」
私なら振り返っちゃいますね。
呼びかけられているようなので。
そして至る所にちょっぴりレトロな雰囲気のポスターが!

新しいモノがどんどん増えていく令和の世の中で、昭和レトロを感じるポスターに目を奪われました。
さぞ素敵な会社が製作されたのだろうなぁと思いましたね。
後から聞いたのですが、実はポップジャパンが製作したそうです。
はえ~、センスがいいなぁ!
茶番終わり。

そんな呉産かき振興協議会なのですが、コロナ禍で沈む牡蠣消費量を促進するためにこの度、12/23~1/29にかけてクラウドファンディングを実施しています。
呉の4つの海域で取れた牡蠣を贅沢に食べ比べ出来るのです。
ページによると呉の方は、牡蠣を買う際に生産者を直に訪ねて指名買いをしたりするそうですよ。
それぞれの海域で味わいが違って、好みがあるんですね。
利き酒ならぬ、利き牡蠣。自分の好みの牡蠣に出会えるかもしれませんよ。
あなたも試してみませんか?
Makuake「カキのぜいたく食べ比べ」はこちら

終わりに

縄文時代の貝塚から、牡蠣殻が出てくることから分かるように、我々人類は牡蠣を愛して生きてきました。
日本人の歴史とは、即ち牡蠣と過ごした歴史なんじゃないでしょうか?
広島では室町時代から牡蠣の養殖が始まったとされています。
脈々と受け継がれてきた牡蠣の養殖文化が現代までこうして続いていることって、我々を勇気づけてくれることでもあると思うのです。
コロナ禍で変わっていくものもありますが、我々のDNAに刻み込まれた食の嗜好はずっと変わらないのかもしれません。
呉の牡蠣、美味しいっす!

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