新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます!
ポップジャパンは本日1月6日(水)より2021年の営業を始めます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年1回目のブログは藤本が担当させていただきます。
昨年の暮れ、12月16日(水)に サンフレッチェ広島の試合を観戦してきました。
【 2020明治安田生命J1リーグ第33節 柏レイソル戦 19:00キックオフ 】
雪の舞う極寒のエディオンスタジアム広島でのホーム最終戦でした。
そして、この試合私のエディオンスタジアム広島での観戦デビューでした。

今回も初めてだけど観戦に行きたい!という方に向けて、アクセスや飲食物についてご紹介させていただきます!
観戦デビュー、エディオンスタジアムビギナーの私だからこその視点で、読む方にとって何か参考になるものがあれば幸いです。

 

駐車場について

さて、エディオンスタジアムへ行くには、先ずは駐車場の確保から。
私は自家用車で通勤していますので、車をどこに駐車するか、という問題がありました。
試合のある日は「西風新都こころエリア臨時駐車場」が用意されるのは、近隣にある会社なので、以前看板が出ているのを見かけて知っていました。
そういう駐車場が臨時で出来るんだなぁ~、という風には思っていましたが、いざ自分が観戦に行くとなると利用方法についてさっぱり知らなかったので、サンフレッチェ広島のホームページにて
「初めて観戦する方へ」「どうやったらスタジアムへ行けるかな?」を閲覧しました。
そこで臨時駐車場に駐車するには事前の予約が必要だという情報をゲットしました。
これは確認しないと分からないことだったのでホームページを見てよかったです。
知らずに行って現地で慌てるところでした。そうなったら目も当てられません。

そうと分かればさっそく予約をしなければ!
サンフレッチェのホームページを参考に駐車場を事前にネットで予約できるサービス『軒先パーキング』に登録して、「こころ臨時駐車場」に予約しました。
予約をする際に、駐車する車の情報(車種やグレード)、利用予定時間を入力して、支払いを済ませると完了です。

これで駐車場については一安心です。
現代ではこのような便利なサービスがあるのですね。
元号を2つ3つ跨ぐと分からないことばかりです。
日々勉強ですね。
ただ、とても便利なサービスだったので別の機会にもまた利用してみたいと思います。

駐車場の心配は無くなりましたが、その日の最大の心配事は天候でした。
広島を襲った急な寒波の到来に、朝から会社のまわりはうっすらと雪化粧。
昼になってもあまり気温は上がらず雪もちらほら。
初観戦の藤本探検隊を襲う寒さはジワリジワリと真綿で首を絞めるように……
しかし確実に我々の体力を蝕んでいくでしょう。

 

17時、仕事を終えていざ観戦へ!

臨時駐車場に車を停め、シャトルバスに乗ってエディオンスタジアム広島へ向かいました。
臨時駐車場は広くて暗いので自分の車を停めた場所をしっかり確認してシャトルバス停留所へ。
最近は買い物をする時間より、駐車場で車を探す時間の方が長くなってきました。
車のキーを振り回しながら、ワイヤレスの恩恵に預かり車が反応するのを期待しながら練り歩くのです。
その姿は、さながら正月にドクロの杖を振りかざし闊歩する一休宗純のようであります。

あたりはもう真っ暗でした。スタジアムまではシャトルバスに乗って10分くらいで到着。
シャトルバスを降りたら、思っていた以上に暗くて右も左もわからない私はドキドキ

スタジアムまでは幟とライトで誘導されます。

暗闇の中に明るく浮かび上がるスタジアムに向け歩を進めるたびに私の気分も盛り上がってきます。
しかし、寒い!! この日はダウンジャケットに雪対策のカッパ、大判マフラー2枚にカイロ、心もとないですが湯たんぽ代わりになるかと水筒に入れたお湯を装備していましたが、あまりの寒さにもしやこれでは足りないのではという気がしてきました。
土日祝日の試合では出店が出ているおまつり広場のスペースもその時は真っ暗で遠くに見えるチケットBOXの明かりをたよりに当日券を購入し、スタジアム内へ。

なんと入口で記念のユニフォーム貰いました。
宮島の鳥居がデザインされた素敵なユニフォーム、さっそく着ている人多数発見。
皆さん慣れてらっしゃいますね。

まずは座席の確保をせねば!ということで、メインスタンド側Bゾーンへ。
座席には全席うっすら雪が積もっていました。

観客席から見るピッチにもうっすらと雪が積もっています。
こんなに寒くて雪の降る日にスタジアム観戦デビューと言うのも珍しくて話のネタには充分だな、とかなんとか頭の中で納得して、寒さをまぎらわせようと必死でした。
しかしその時すでに、指の感覚は失われていました。
寒さに負けないためにもまずは腹ごしらえをしようと場内コンコースへ凍える体に鞭を打ち向かいます。

スタジアムグルメはしっかり予習しました。
なぜなら生きているのでお腹が空くからです。
平日なのでおまつり広場がなくてちょっぴり残念。
コンコースを端から歩くと、ライトで照らされた幟とまわりの木々が暗闇に浮かび上がってとても美しかったです。

通路両側にはいろいろな屋台が並んでいて、見るもの全て喰らい尽くしてやりたいという思いが……
自分で想像していた以上に私、かなりお腹がすいている模様。
最初に目に飛び込んできたのが美味しそうなおしるこだったのですが、先ずは甘くないもので腹ごしらえせねば。
その夜、私が頂いたのはお好み焼とたこ焼きのセットと牡蠣シチューです。

温かさとソースの甘みが仕事に疲れ、寒さに凍えた体を温めてくれました。
おしるこはハーフタイムに食べよう!と決意し、試合開始時間に合わせてきっちり食べ終わりました。
準備万端です。
係の人がピッチのライン上の雪を吹き飛ばしてラインがはっきり浮かび上がって、こちらの気分も盛り上がってきたところで

19時00分キックオフ

嘘のような話ですが、直前まで吹雪いていた雪が試合開始とともに止みました。
コロナ対策で大きな声を出して応援できないのが残念な反面、ベンチの声や選手の声が良く聞こえてきました。
そういった点では、テレビで観るサッカーの試合以上に選手が身近に感じられました。
対角線上、向かい側の柏レイソルのサポーターの拍手の応援もはっきりとよく聞こえてきました。
サンフレッチェの攻撃になると応援歌が流されます。
新型コロナが無ければ……皆で一緒になって大きな声を出して応援したい!と思いました。
お腹から大きな声をだして熱くなりたい!!
今は難しいですが、いつか新型コロナが終息した時の楽しみに取っておきたいと思います。
そんな思いを噛みしめながら、今は全身に力を入れて震えながらの応援です。
雪と寒さとマスク着用で終始メガネが曇って困りました。もちろん試合への興奮の影響もありますよ!
(スポーツ観戦はコンタクトレンズですねぇ)

雪の日対策でしょうか?ボールがオレンジ色だったので遠くからでも動きがよく見えました。
寒い寒いと思いながらも前半45分はあっという間でした。
ハーフタイムでは迷わずおしるこを買いに走りました。
走ったのですが、すっかり体が冷えていてギクシャク、変なロボットみたいな動きだったと思います。
しかし、心の中の私はワイナイナ(ケニアのマラソン選手)でした。
おしるこを買って、温かい器を震える手で口元まで運びます。
おしるこの優しい甘さが冷えた体に沁みました。

前半に柏に先制点を許してしまったので、さあ、後半は逆転できるようにしっかり応援するぞー!!
しかし……
後半戦、チャンスは何度かあったのですが決めきる事が出来なくて、もどかしい時間を過ごしました。
そして無情にも時間は過ぎて、残念ながら結果は0-1。

試合後のホーム最終戦のセレモニーでは、城福監督の熱い言葉と仙田社長のやさしい言葉にジーンとなりました。
そして、選手がグランドをまわって挨拶にきてくれたときには、うっかり大きな声を出しそうになるのを抑えて思いきり手を振りました。
セレモニーの最後に、2024年開幕の新スタジアムパークのイメージ映像がこの日はじめて流されました。
映像が流された瞬間、まわりの人からは「おおー」っと、声がもれていました。
開放的なスタジアムと周辺の雰囲気に4年後への期待がふくらみます。
その時はまた観戦デビュー記事が書きたいなぁ。

セレモニーが終わって立ち上がった時、膝から下の感覚がほぼなくなっているのに気が付きました。
ロボット歩き(ワイナイナ)でバス停まで行き、帰りのシャトルバスの中で半分くらいは解凍されました。
自然解凍で6時間、流水につけて3時間と言ったところです。
臨時駐車場では、私が車を停めた時より車が増えていて、場所をしっかり確認していたにも関わらず戸惑いました。
しかし、そこは慣れた物。
この一休宗純に見つけられない車は無いのです。
あたりは暗いし寒いし、またまた眼鏡が曇って前が見えないし……(涙)
暗中模索、五里霧中、前後不覚。
不惑をとうに迎えてなお、惑う心の浅ましさ。

今回の観戦、寒さ対策が万全でなくほろ苦なエディオンスタジアムデビュー戦となってしまいましたが、こうして振り返ってみるととても楽しい時間でした。
吹雪の中の観戦はそうめったに経験できるものでもないと思いますし。
次のシーズンもまた、是非スタジアムで観戦したいと思っています。
そして、やっぱり新しいスタジアムパークでの観戦も楽しみで仕方ありません
紫色の人波がやっぱり恋しい冬ですが、4年後には新型コロナが終息していることに期待して今は暖かくして寝ます。(著:一休宗純)

次回は冬の味覚のおはなしです。

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