産学連携

第1弾

広島経済大学
メディアビジネス学科 宮地ゼミナール

このプロジェクトは、「若者の感性で布の可能性と魅力を追求したUXデザイン」をテーマに、
「株式会社ポップジャパン」と新商品開発の企画からマーケティングまで協同で試みるプロジェクトです。

学生たちは、株式会社ポップジャパンの技術・サービスを活かした商品を企画するために、
日常の身の回りのモノ・サービスについて市場調査を実施。

さらに商品企画だけでなく市場性や販路についても調査し、
事業・商品別売上計画についても提案を試みることを目的に取り組みました。

1

キックオフイベント ポップジャパン企業見学

2021年10月14日に、キックオフイベントとして企業見学を実施しました。
印刷機器や印刷工程などの見学を行い、強みや技術について紹介しました。

2

研究中間発表会

2021年11月27日に広島経済大学の明徳館7階プレゼンテーションコートにおいて研究中間発表会を実施しました。
株式会社ポップジャパンから稲田裕一郎マーケティング部長が出席し、学生たちは1チーム5分の持ち時間で、9チーム21名がプレゼンテーションに挑みました。

体験を設計するUXデザインを意識

「デザインを付け替えられるトートバック」、「インテリアにもなる布製の多機能ディスクケースカバー」、「掴みにくい素材で反則を予防するサッカーユニフォーム」など、学生らは単なるモノのデザインではなく、
サービスや商品利用後のユーザー体験までを見据え、サービス・プロダクト全体の体験を設計するUXデザインを意識したアイディアを次々と披露。
稲田裕一郎マーケティング部長からそれぞれ指摘やアドバイスを行いました。

3

最終研究発表会

中間発表会で得られた指摘や改善点を参考にさらなる企画のブラシュアップを進め、2021年12月25日に最終研究発表会を実施。
商品化をめざすアイデアは3つに絞られ、さらに具体的で実現可能性の高い企画にまとめられました。

4

試作を重ね、商品化を目指す

その後、試作品の製作に取り掛かりました。
同時に販売ルートや販促方法までも視野に入れた内容で進め、実際の商品化・販売化を目指しました。

5

遂に完成、商品は地元広島をPR出来るブックカバー。
その名も「HIROSHIMAを読む」

様々なアイデアの中から地元をPRするブックカバーを制作することに決め、お好み焼きや牡蠣、広島弁など、学生が “推したい” 広島の文化・歴史・観光のイメージ6種類をデザインに採用しました。

2022年2月26日(土)廣文館 新幹線店にて販売開始しました。

店頭販売でのレイアウトの他、売り場を盛り上げる法被やのぼり旗も、学生×ポップジャパンです。

「私たちが作った商品がいよいよお客様の手に渡る、と思うととても感動しています。」
そう話すのは、店頭販売ブースのレイアウトや装飾などを担当した3年の津畑明生さん。
本プロジェクトの期間は当初1年の予定でしたが、コロナ禍のために約1年半を有しました。

「現4年生の企画アイデアを私たち現3年生がコンセプトをより明確にし、現2年生がブックカバーのデザインに使う素材を取材、撮影してきました。
先輩から私たち後輩にしっかり思いが引き継がれたからこそ完成した商品だと思います。
是非多くの人に手に取って見てもらいたいです」と喜びを語ってくれました。

宮地英和 准教授は
「今回のプロジェクトを通して、学生は、“ものづくり”には多くの人々が関わっており、いくつもの課題を乗り越えて初めて商品化されることを学んだのではないでしょうか。
この体験を通して、さまざまな“気づき”を得ることができたと思います」と振り返りました。

ポップジャパンでは、
今後も産学連携を通じ、地域を元気にすべく活動していきます。

「HIROSHIMA を読む」ブックカバー

サイズ:B6 判(単行本サイズ)(左開・右開き )×6 種類
価 格:1個 1,500 円(税別)+送料

「お好み焼き」撮影協力…お好み村「てっ平」
「錦鯉」撮影協力…小西養鯉場
「広島城の石垣」撮影協力…広島市緑政課
「神楽面」撮影協力…神楽門前湯治村
「牡蠣」撮影協力…呉の石田商店
「広島弁」題字…広島経済大学学生
※それぞれの広島を説明したリーフレット付き

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