こんにちは、ポップジャパンPRチームの酒井です。
1998年の10月21日。
つまり、24年前の今日、ゲームボーイカラーが発売されたらしいです。
タレコミありがとうございます。
皆さんはゲームボーイカラー、遊んでいましたか?
私はめちゃくちゃ遊んでいました。
寝食を惜しみ、修行がごとく、身を清め、あの画面と正対していた時期が私にはあります。
そんな時代、数多あるソフトの中でも特に私がプレイしていたのがポケットモンスター銀とドラゴンクエストモンスターズ2。
私の倫理観の根底にある「倒せば仲間になる」はこの2作品により醸成されました。
本日はそんな作品のうちポケモンの方で仲間にしたモンスターとの思い出をお話しいたします。
ポケモン
私が初めてゲームボーイカラーのソフトで購入したのが、ポケットモンスター銀。
(コロコロカービィだった気もするがここではポケモンとする)
可愛らしいポケモン、卵のシステム、ジョウト地方。
全てが新鮮なゲームでした。
このゲームはポケモンバトルのチャンピオンになるという目標があり、それにのっとってストーリーが進んでいきます。
その道中でいろいろなポケモンと出会い、時には倒し、時には仲間に引き入れる、そんな繰り返しの中で自分の手持ちのポケモンたちに愛着を抱いていく、というプロセスがそれはもう秀逸で、個人的には作品最大の魅力だと思っています。
強いポケモンを手に入れたけど、このコを手持ちから外したくない! というもどかしさと葛藤の上で子どもは自分で選択するという自由を知ります。
そんなポケモンのストーリーの中で私が出会ったの印象的なポケモンが、メリープ。
黄色い羊のようなポケモンです。
可愛らしい見た目と金銀から初登場という事で勿論捕まえて手持ちに加えます。
バトルを重ね強くなったメリープは進化してモココとなりました。
ピンクの羊の様なポケモンです。
このモココをもっと強くしたい、けどバトルは面倒くさい。
ゴールに最短ルートを求める嫌な子どもだった私は、モココを育て屋に預けました。
(育て屋はゲーム内をウロウロしているだけで預けたポケモンが強くなる魔法の施設です)
そして、少しストーリーを進行させた後、預けたモココを確認してみるとレベルが2~3ほど上がっていました。
これは楽ですね。
実際にモココは戦うことなく着実に強くなりました。
それならば……とモココを預けたまま私はストーリーをドンドン進めていきました。
ジムリーダーに勝利し貰えるバッジを全て獲得し、四天王を突破し、目標だったチャンピオンを撃破!
無事、ストーリー目標を達成したと思ったのも束の間、前作の舞台であったカントー地方に移動が可能に!
前作のジムリーダーたちとも戦うことができます。
そして、全てのジムリーダーをなぎ倒した末、シロガネ山の頂上に立つ男、レッドに臨みます。
今までのどんなポケモントレーナーよりも強大で何度も打ち負かされました。
しかし、涓滴岩を穿つ。
見事にレッドを打倒したところでスタッフロールが流れます。
ゲームが終わった時と思えないような脱力感と高揚感に包まれながら、流れていく製作者の方々に一人ずつお礼を述べます。嫌な子ども
そして、全てが終わった時に思い出すのです。
モココ忘れてらぁ、と。
急いでモココを育て屋まで見に行きます。
モココ Lv.82
本当ならとっくの昔にデンリュウに進化できたモココ。
私が全てを忘れたせいで預けたときの姿のままで待ち続けたモココ。
子どもならでは非効率なプレイにより闇雲な移動をし続ける主人公の陰で、モココは一人刃を研ぎ澄ませ続けていたのです。
私はモココを引き取り、レベルを1上げました。
モココの中で止まっていた時間が再び動き始めます。
彼女はデンリュウに進化しました。
ロイコクロリディウムを思い出す見た目をしています。
当時の私はそのモココ、もといデンリュウに対してどうしようもない後ろ暗さがありました。
本当ならもっといろいろなポケモンとバトルできたのに、このコの機会を奪ってしまった、と。
そのどうしようもない取り戻せない時間に怯え私はデンリュウを友人との交換に回しました。
さようなら、デンリュウ。
これが私の忘れられないポケモン銀のモンスターとの思い出です。
ちなみに、デンリュウは友人の育てていたオーダイルと交換されました。ラッキー
最後に
ゲームボーイカラーのソフトは内部に電池が使われているため、その電池が切れるとセーブデータはなくなってしまいます。
私が旅したポケモン銀もきっともうセーブデータはなくなっていることでしょう。
ただ願わくは、友達の下に旅立ったデンリュウ。
彼女がまだ健在でありますように、と。
そう願ってしまうのです。
そしてさらに欲深く言うのならば、デンリュウ、君と旅がしたかった、と。
そう願ってしまうのです。
今宵はオリオン座流星群が見頃だそうです。
貴方は流れる星に何を願いますか?
私の願いは、そうただ1つだけ。
宝くじが当たりますように。