TikTok新バズり方程式2026
「ショート動画を作ってみても、なかなか入店につながらない」
「おすすめメニューの魅力が思うように伝わらない」
飲食店経営者や広報担当者の皆様であれば、こうした悩みを抱えているのではないでしょうか。
ポップジャパンでは2024年より飲食店のSNS戦略について独自に分析を行ってまいりましたが、TikTokの動画傾向は我々が思う広告の常識から大きく変わってきています。
今回のウェブマガジンでは2026年のバズる動画の方程式をご紹介いたします。
まず、初めにお伝えします。
従来の「店舗紹介動画」の常識は、ショート動画では通用しません。
店名を大きく出し、こだわりを語り、食レポで締める。
この王道パターンが、今や“伸びない型”になりつつあります。
では、いま本当に再生されている動画には、何が起きているのでしょうか。
■ バズ動画には“店名”がない
数百万再生を記録する飲食系動画を分析すると、驚くべき共通点があります。
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店名が出ていない
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人がほとんど映らない
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説明テロップがほぼない
「それで集客になるのか?」
当然の疑問です。
しかし、ここにこそTikTokアルゴリズムの本質があります。
■ TikTokは“理解”ではなく“快感”を消費する場所
現在のTikTokは、情報を丁寧に理解する場ではありません。
求められているのは、直感的な“気持ちよさ”。
・とろける断面
・均一に揃った盛り付け
・揺れる、切れる、割れる瞬間
視聴者は説明を読みたいのではなく、
「気持ちいい映像体験」を求めています。
説明が増えるほど、脳は疲れます。
理解した瞬間、満足して次の動画へスワイプしてしまう。
つまり
説明は、時に離脱の引き金になるのです。
■ あえて“教えない”という戦略
最大のポイントはここです。
動画内で店名を出さない。
なぜなら、気になった視聴者が
「どこの店?」と説明欄を見に行くからです。
この“行動”が滞在時間を伸ばし、
アルゴリズムに評価され、さらに拡散されます。
情報を出し切らないことが、
結果的にリーチを拡大させます。
これは従来の広告設計とは真逆の発想です。
■ 2026年版・バズ動画の黄金構造
分析から見えてきた、再生される動画の型は次の通りです。
ここでは飲食店の商品を紹介する動画のひな型で考えてみます。
① 0〜2秒:掴み
完成品をいきなり見せる。
揺らす、持ち上げるなど動きで視線を奪う。
② 2〜45秒:製造プロセス
厨房の裏側や調理工程。
“見ていて心地いい”映像が続くゾーン。
③ 45〜60秒:フィニッシュ
断面カットやとろける瞬間。
「食べたい」という本能を刺激する。
重要なのは、
主役は“人”ではなく“商品”であること。
店主の挨拶も不要。
モデルの笑顔も不要。
手元のみで十分です。
BGMも主張の強い楽曲ではなく、
映像を邪魔しない控えめな音が効果的です。
■ 実戦テンプレート(保存版)
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尺:45〜60秒
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字幕:最小限(基本なし)
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人:映さない(手元のみ可)
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店名:動画内に出さない
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詳細情報:説明欄へ
■ 情報を削り、快感に振り切る
今のTikTokで重要なのは、「何を伝えるか」よりも「どう感じさせるか」。
新商品でなくてもいい。
既存メニューでもいい。
まだ誰も見たことのない“断面”や、思わず見入ってしまう“質感”を切り取る。
それだけで、再生数の桁は変わります。
TikTokは説明のメディアではなく、“感覚のメディア”。
常識を一度脱ぎ捨てることが、2026年の最短ルートなのかもしれません。

