ポップジャパンは8月23日・24日(土・日)の2日間、広島で開催された「アウトオブキッザニア in 広島」に出展しました。
「アウトオブキッザニア」とは、子どもたちが社会のさまざまな仕事を体験できる特別なイベント。
テーマは「楽しく学ぶ」で、会場はたくさんの子どもたちの好奇心と活気であふれていました。
私たちポップジャパンのブースでは「店舗プロデューサー」という仕事を体験していただきました。
設定は「集客に困っているお好み焼き屋さんをどう立て直すか」。
子どもたちはプロデューサー役となり、まずは店長にヒアリングを行い、お店の課題を探ります。
そこから「どうすればお客さまに来ていただけるか」を考え、ポップジャパンの得意なのぼりや暖簾、エア看板などを使った集客の企画を立てて提案するのです。

お好み焼き店をイメージしたブース(装飾前)
最初は少し緊張した様子の子もいましたが、「どんなお店なら行ってみたいですか?」「友達と一緒に食べに行くとしたら、どんな工夫があると楽しいでしょうか?」と質問すると、次々にユニークなアイデアが出てきました。
「お店の外に大きなポスターを貼ったら目立ちます」
「SNSで発信すれば若い人にも知ってもらえます」
「限定メニューを作れば話題になると思います」
子どもならではの自由な発想に、大人の私たちも驚かされることが多々ありました。
アイデアがまとまると、一人ずつ店長へプレゼンテーションを行います。
役割を分担して一つの企画を仕上げる姿は、まるで本物の営業会議のよう。
最初は殺風景だったお好み焼き屋さんが、提案を受けて少しずつにぎやかに変化していくと、子どもたちは目を輝かせて喜んでいました。
この体験プログラムで大切にしたのは、進行をスムーズに行うことだけではありません。
最後に参加した子ども一人ひとりへ「あなたのこのアイデアが素晴らしかったです」「ここをとても頑張っていましたね」と、良いところを具体的に伝える時間を設けました。
フィードバックを受けた子どもたちは、とても誇らしげな表情を見せてくれ、「ほめてもらえてうれしかった!」と感想を話してくれる姿もありました。
2日間で体験してくれたのは約60名の小学生。
その多くが体験後のアンケートで「将来こんな仕事をやってみたい」「こういう仕事があることを初めて知れてよかった」と答えてくれました。
自分たちの発想が「お店を変える力になる」という経験は、子どもたちにとって大きな発見だったようです。

お好み焼き店をイメージしたブース(装飾後)
今回の出展を通して、私たち自身も子どもたちの柔軟な思考や前向きな姿勢から多くの学びを得ました。
仕事を体験する中で「考えること」「伝えること」「協力すること」の大切さを体感してくれたことは、子どもたちにとって今後の成長につながるはずです。
「アウトオブキッザニア in 広島」での2日間は、ポップジャパンにとってもかけがえのない経験となりました。
これからも子どもたちが楽しみながら学び、社会の仕組みや仕事の魅力に触れられるような機会を積極的に提供していきたいと思います。