地域とつながる廃材活用

こんにちは、ポップジャパンPRチームの酒井です。

先日ポップジャパンのある伴地区のすぐ近く、大塚西のA・CITY自治会の皆様が工場見学に来られました。

A・CITY自治会は防災活動に力を入れており、住民の防災士の資格所得について勉強会の開催や受験費用の助成を行うなど、自治会を挙げて「災害に強いまちづくり」を目指しています。

今回の工場見学では、のぼりの製造過程を見学いただき、製造過程でどうしても発生してしまう廃材、端材を防災活動に活用いただけないか意見交換を実施いたしました。

今回の記事ではその様子を写真と共に発信いたします!

 

ようこそ、ポップジャパンへ

ということでいらっしゃいましたA・CITY自治会の皆様。

何故かあるポップジャパンのフォトスポットにてパシャリ。

ノリノリで撮ってくださるのは嬉しいですね。

 

当日案内を担当したのが営業の中村さん。

ポップジャパンにおける印刷方法の昇華転写と捺染印刷についてご説明していきます。

 

写真は昇華転写の作業場です。

特殊なインクでデザインを印刷した紙と布を重ねて熱をかけることで、紙の印刷が布に移る、ざっくり簡単にご説明するとそんな印刷方法です。

写真下部に写っている白いものがこの部屋で出てしまう主な端材の一つです。

のぼりを印刷する際に裁断する中央の生地にあたります。

他の印刷物を制作するには幅が細すぎるのでポップジャパン内でも何度も議題に挙がる、どうにかしたい端材なんです。

 

また、熱をかける機械に生地を通して印刷するため、生地の長さがその機械に対応しない短さになってしまうと機械にセッティング出来なくなってしまいます。

その結果、余り布が出てしまうわけなんですが、それについても昇華転写で発生する端材としてご紹介いたしました。

 

お次は捺染印刷

シルクスクリーン印刷とも言います。

紗と呼ばれる網戸みたいなものの一部に加工を施してインクが通らない部分をつくり、加工をしていない部分にのみインクを乗せる、そんな印刷方法です。

ここでも昇華転写と同様に機械に生地を通すので、短くなってしまった布は印刷に使えません。

このようにして布印刷の現場ではどうしても使い切れない布が発生してしまうんです。

勿論ポップジャパンではどうにか活用できないかと思考したり試行したりで頑張ってはいるのですがまだまだ生地が余る状況。

そういったこともあり、A・CITY自治会の皆様が活用できる道筋を探ってくださるのはポップジャパンにとってもまさに僥倖だったわけです。

 

最後に

ということでポップジャパンの工場を見学して頂く中で、実際に端材、廃材が発生する現場の状況などを確認頂きました。

今回は、発生した端材や廃材の一部を自治会の方に持ち帰って頂き、実際に使えるかどうかご検討いただく運びとなっております。

こうした我々にない新たな視点が端材・廃材活用の活路です。

地域の皆様に有効活用して頂ける、それに勝る喜びはありませんね。

ポップジャパンはこれからも端材・廃材の減少を目標に、発生したものについては有効活用できるように様々な施策に取り組んでまいります。

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