のぼり旗の集客効果についてアンケート調査してみた。

『のぼり旗を立てる目的』といえば、情報発信やイベントの告知など『お客様を呼び込むこと』です。

そんな前提がある以上、当然

のぼり旗ってどのくらい効果があるの?

って気になりますよね。

ある意味、直球ストレートで究極的な疑問ですが、のぼり旗を立てる意味とかメリットについて知りたいのは当然です。

投資対効果(ROI)を考慮して、いくつもの宣伝・広告ツールの中から『のぼり旗』を選ぶ理由としてこれほど重要なポイントはありません。

今回ののぼりラボでは、そんな誰もが知りたい『のぼり旗のチカラ』について、アンケートで調べてみました。

のぼり旗のチカラの測り方。

のぼり旗の集客効果については様々な状況や条件を考える必要があります。

立てられている環境や場所、季節、時間帯、人の流れ、あるいはのぼり自体の内容やデザイン、立て方や設置間隔などなど。

あるいは人間工学とか色彩心理学などといったアプローチから集客効果考え方法もありますね。

しかし、それらを全て考慮しながら定量的な回答を導き出すことは困難です。(今後も調査を進めたいと思っていますが)。

そこで今回はシンプルにアンケートによってのぼり旗についての印象や効果について尋ねることにしました。

質問は一つ

「のぼりを見つけたことがきっかけでお店に立ち寄ったことがありますか?」

実際に人の持つ回答・意見を聞くことで「のぼりの効果」を検証し結論を導き出します。

シンプルですが実際的なデータです。

日本全国のあらゆる年齢層を対象としてアンケート調査を実施した結果、実に100人分もの回答を得るに至りました。

ご協力いただき本当にありがとうございました。

集まった意見とアンケート結果によって、のぼり旗の以外な一面が見えてきました。

のぼり旗アンケートの結果発表

アンケート結果は次のようになりました

Q.のぼりを見つけたことがきっかけで、そのお店に立ち寄ったことがありますか?

アンケート

ある 73人 / ない 27人

実に70%以上の人から「のぼりきっかけでお店に立ち寄ったことがある」という回答でした。

回答者の半数以上がのぼり旗の効果を感じたことがあるという結果には驚きましたが、まだ疑問が全て解決したわけではありません。

続いての質問。

Q.のぼり旗がお店に入るきっかけになったポイントは何でしたか?

このポイントについて自由回答から掘り下げていきます

・観光地などで食事をしたりお茶を飲んだりするときに、のぼりを見るとどんなものがあるかわかるときがあります。(40代/女性/専業主婦)

・のぼりをみつけたことがきっかけでそのお店に立ち寄ったことはよくあります。昼食は何を食べようか考えているときに、ふと目に付いたのぼりの店に行くことがよくあります。(30代/男性/会社員)

・期間限定とか地元限定とかいう文句にひかれてつい寄ってみたくなるからです。(60代/女性/専業主婦)

・最初はお店に入るつもりも買うつもりもなかったが、のぼりを見たらつい誘われて行ってしまったから。(40代/女性/無職)

 

回答を見ると、のぼり旗を目にすることで衝動性を刺激しているというか、アシスト効果的に入店を促していることが分かります。

「お腹が減ってお店を探していたときに目にしたのぼり」とか「情報が少ない旅行先で、売り物を明確に指し示していたのぼり」あたりがけっこういい効果を発揮しているみたいですね。

その他にも「ドライブ中にのぼりを見かけて思わずお店に入ってしまった」という内容の回答もありました。

「のぼりの持つ引き込み効果」「誘導効果」を裏付ける意見と言えるでしょう。

ただアンケート結果で注目したいのはスマホとの対比。

「のぼりを見つけたことがきっかけで、そのお店に立ち寄ったことがありますか?」の問いに対して「ない」と答えた 27人のを見てみるとスマホやインターネットに関する声が多くありました。

・のぼりをきっかけにはないが、インターネット上の広告やバーナーやメールマガジンをきっかけにならある。(20代/女性/自由業・フリーランス)

・最近は外食するときは必ずネットで調べたりして営業時間や定休日をチェックしてから行くようにしているので。(40代/男性/会社員)

・いつも行ってるお店にいくか、ぐるナビなどのサイトを使ってお店を決めるから。(20代/女性/契約派遣社員)

やはりスマートフォン、そしてその向こうに広がるネットの存在は大きいです。

訴求する媒体として物理的な制限があり、情報量が限られているという弱点をつかれた結果となりました。

まとめ

今回のアンケートから導き出される「のぼりの集客効果」についての解答として、数字面に注目すればおよそ7割の方がのぼりに誘導されてお店に入っているという結論に至ります。

しかし、入らないと回答した3割の意見も無視できないことも事実。

のぼりという、ある意味で情報が限定的な媒体だけをきっかけに入店を決断してしまうには、より詳細で有益な情報が身近に溢れていると言えるのかもしれません。

 

のぼりの持つその時々の衝動にプッシュする瞬発力を伴った訴求効果と、スマートフォンなどを経由して得られるより詳細な情報が組み合わせ。

ある意味でお互いの強みをサポートしあうシナジー効果が期待できるものでしょう・

これはまさに鬼に金棒。怖いもの無し。最強無敵な屋外広告の誕生です。

ウェラブル端末などの普及によって、情報と感覚・感情の距離が一層縮まってきている今日この頃。

「のぼりきっかけで行動した」という意見から未だパワフルなのぼりの効果、訴求力を実感すると共に、のぼり自体に興味を持たない人々への訴求方法へのヒントも感じられた得るものの大きなアンケート結果でした。

アンケート実施概要
■調査地域:全国
■調査地域:インターネットアンケート
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年01月05日~2016年01月19日
■有効回答数:100サンプル

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