「そののぼり旗、燃えませんか?」防炎加工で実現する安心安全な屋外広告。

防炎加工

こんにちは。ポップジャパンの石川です。

寒い日が続き、空気が乾燥している季節ですので、連日火事や火災のニュースがテレビ、新聞などを通して伝えられています。
火災が巻き起こり、正に火が勢いよく燃えている様子がスマートフォンで撮影されSNSにアップされた動画をテレビの報道で見るというのは、時代を感じると共に、やはり火事の怖さを実感させられます。

技術の進歩によって、防炎・防火、難燃の処理が施された建材も多く世の中で用いられていますが、実はのぼり旗や横断幕に用いられる「布」にも防炎性の素材があることはご存知でしょうか?

今回ののぼりラボでは、のぼり旗や横断幕が火災の原因とならないための「防炎加工」について紹介します。

出火の原因のうち、放火・放火疑いは全体の14%

毎年消防庁が発表している火災状況の資料があるのですが、「平成29年1月から12月における火災の状況」によると、出火原因の1位は「たばこ(3,712件【9.4%】)、次いで「放火(3,528件【9.0%】)」とあります。
総出火件数は、39,373件で、前年より2,542件増加(+6.9%)。また火災による総死者数は、1,456人で、前年より4人増加(+0.3%)とあり、火事の恐ろしさが数字の上でも明らかになっています。

平成29年(1~12月)における火災の状況(PDF)

特に注目したいのが放火の件数。
放火単体では火災原因2位ですが、ここに「放火の疑い2,305件【5.9%】」を加えると、5,833件で火災原因の14.8%という高い数字。
そして、我々が気にしたいのは放火の対象。つまり何に火を点けたかということです。

資料には書かれていませんが、のぼり旗や店頭幕といった布というのは、全く迷惑な話ですが、放火の対象としてとても魅力的に見えるようで、「のぼり旗に火が点けられた」という情報は、結構な速さで業界の中で共有されます。
街中でヒラヒラしている薄い布。確かによく燃えそうですし、実際に特別な加工がされていない布はよく燃えます。

しかし日々魂を込めてのぼり旗を始めとした布印刷製品を作っている我々としては、全く我慢ならない話ですし、何よりもそんな犯罪の道具にされた上に、ご利用いただいていたお客様の大切な生命、財産を傷つけることになるというのはとても心が痛みます。

そこで、ポップジャパンがメーカーとして是非とも知ってもらいたい「防炎加工」の技術と実態について説明します。

布を燃え広がらなくする技術「防炎加工」

防炎加工の効果を厳密に言うと「燃焼を防ぐ」のではなく「延焼を防ぐ」と言った方が正確です。
つまり燃えないのではなく、燃え広がらないための加工を指します。

実際に防炎加工を施した生地と、何も加工していない生地に火を点ける実験をしてみました。

燃焼実験

(プロによる指導のもとで行っています。真似をしないでください)

分かりにくい部分もあるかも知れませんが、防炎加工をした生地は火が点いてもすぐに消えていることが見て取れます。
この加工によって、たとえのぼり旗などに放火されたとしても重大な火災になる前に火が消えてしまうというワケです。

また、防炎加工の技術には「防炎加工された繊維で生地を織る方法」と「既存の生地に防炎加工をする」という二通りがあります。

それぞれの特徴をまとめてみました。

 

■繊維に防炎加工:繊維そのものに防炎性能を持たせる方法

のぼり旗で主に使われる生地は、ポンジと呼ばれるポリエステル成分の生地です。
化学繊維を製造する段階で防炎加工を行い、生地として織り上げていくことで防炎性能をもった生地ができあがります。
防炎性のある繊維による生地は、主に昇華転写を行う際によく用いられます。

 

■生地に防炎加工:通常の生地に防炎薬剤を用いて防炎性能を後付する方法

こちらは主に綿やレーヨンなど、製造段階で防炎加工ができない素材で用いられる方法ですが、ポリエステルなど化学繊維の生地でも、防炎化が必要とされる際に用いられています。
コーティングによって防炎効果を付加するといった表現が、イメージに近いでしょう。
のぼり旗など捺染での印刷物の場合では、防炎薬剤の入ったインクを用いることで加工を実現しています。

防炎加工と、製品としてのデザイン性や使用用途によるバリエーションのバランスを考えながら使い分けていきたいとことです。

また、防炎機能を持った防炎製品を扱うには、日本防炎協会の認定試験に合格しなければなりません。
偽物の防炎製品が世の中に出ることを防ぐ目的でもあります。

もちろんポップジャパンは試験に合格し、登録表示者」として登録されています。

防炎加工された商品には必ずこのシールがついています。
安心安全な屋外広告を設置するためにも、ぜひ防炎加工品を検討していただきたいと思います。

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