2000万人を突破した訪日外国人観光客が思う、のぼり旗の「JAPAN」な感じ

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石川

こんにちは。ポップジャパンの石川です。
のぼり旗を見比べながら悩ましげな佇まいですが、実はのぼりの「カタチ」とのぼりに書かれる文字の組み合わせについて悩んでいるところでした。
日本語のような縦書きだとしっくりくるのに、英文のような横書きだと収まりが良くない、この感じ。

今回は「のぼり旗」というと日本独自の屋外広告物が、海外で広まらなかった理由について言語との組み合わせから考え、そして実際の外国人観光客に「のぼり旗に対する感想」をアンケートしながら、のぼり旗の海外進出の可能性について考えます。

のぼり旗は日本特有の屋外広告物

日本でののぼり旗の起源は、弥生時代とも平安時代とも言われていて、戦国武将の旗印として広まり、そして江戸時代に広告物として利用されたという、実に1000年を越える歴史を持っています。
その長い歴史はのぼり旗の「目立つ」という効果によるものですが、そういった需要は何も日本だけに留まらず、海外でも存在していたはず。
しかし、日本以外で看板やタペストリーはあっても「のぼり旗的な広告物」は生まれませんでした。
理由については諸説ありますが、その一つに「日本語が縦書き文化だから」ということがあげられます。
縦長の長方形であるのぼり旗と日本語表記の組み合わせがベストマッチだったからこそ、今日の日本でこれほどのぼり旗が広まったという説です。

確かに、海外の横書きの文章を無理やり縦長ののぼりに記載しても、改行ばかりになってしまうか、90°回転させて表記するしかなく、視認性が悪くなってしまいます。
しかも、のぼり旗なんて立ち止まってマジマジと見るものではなく、一瞬で目に入ってくる情報が求められますから、尚更横書きの文章とは相性が悪いということになります。
それならば、無理にのぼり旗というカタチにこだわらず看板パネルやタペストリーで集客を図る方が効率的ですね。
のぼり旗の形と言語の親和性。日本独自の屋外広告であるのぼり旗の秘密は、以外な所にありました。

外国人観光客がのぼり旗に抱く感想

のぼり旗が日本独特のものだということで、「来日して初めてのぼり旗を見た」という外国人観光客の方々も多くいらっしゃいます。
日本人にとっては、日常のものであるのぼり旗について、海外の方はどのような感想を持っているのか?少し聞いてみました。

「日本のように、科学技術のリーダーだと認識されている国が、こういった昔の文化を、他の国のように簡単に捨てないのは、本当に興味深いことだと思う」
アメリカ(27才)

「旗の広告はクールだし落ち着くしいいと思う」
スロバキア(年齢不詳)

「俺は好きだね。彼らが風に揺れることで、「僕はここだよ」って呼んでいることに気付かされるんだよ」
ブルガリア(30才)

他にも様々な意見がありましたが、全体的には好評な様子。日本独自のものであり、新鮮で珍しく感じられているようでした。

のぼり旗という「日本文化」を活かすこと

海外から日本に来る外国人観光客は年々増え続けていますが、その目的の多くは「日本」の風土や歴史、文化、風俗に触れ、感じ、体験することにあります。
その上で、日本ののぼり旗は外国人観光客にとっては、新鮮で珍しくて面白い「日本を感じることが出来るもの」だということが分かりました。
「インバウンド」という言葉を耳にすることが多くなって久しいですが、のぼり旗もまた外国人勧告客の興味を惹くアイテムとして活かす可能性があるようです。
それは、神社のぼりのような「これぞ日本!」と思えるようなものから、店頭に立つ「営業中」のぼりまで、幅広く全てが日本の風景をかたち造っているのですから、考えてみると凄いことですよね。

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