目指せロス率12%以下!驚愕のロス率ダウンを実現した社内活性化プロジェクトの全貌とは!?

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ロスダウン

「ロスゼロ」をあきらめない。製造業の宿命に挑む。

のぼりラボを運営している株式会社ポップジャパンは、のぼり旗や幕といった布製品を中心に製造しているメーカーです。
私たちが日々の仕事の中で実感すること。それは製造業と「製造ロス」が切っても切れない宿命にあることです。
製造ロスの内容は業種・業態によって様々で、勿論ポップジャパンでも様々なロスが発生します。
この製造ロスは、どれだけ無駄を省き、ミスを防ぐ仕組みを取り入れても、一定量が発生することは避けらず、製造業を営む上でロスは「必要なもの」として扱われています。

しかしながら、「ロスやミスが少なければ少ない方が良い」ことに変わりはありません。
「ロスは必ず発生する」という事実を認めながら、それでも尚ロスをゼロにする為の努力を怠らない姿勢は、一見して矛盾しているように思えます。
しかしその「ロスゼロ」に向けた思考や仕組みから、新たな効率化のアイデアや施策、社内風土が生まれ、結果的にその取り組みが、社内の活性化を促進することにつながります。

ポップジャパンでは「ロス削減」について、デザインとアイテムによる作業場の装飾で実現出来ないかと考えました。
そして、実際に自らの工場で、1ヶ月にわたるプジェクトをスタートさせたのです。

「LOSS DOWN PROJECT – ロスダウンプロジェクト」

ありがちな、押し付けがましい企画としてではなく、現場から生まれた声や意見を積極的に導入。
視覚からの意識改革を多角的に実現するためのデザインをし、複数のアイテムで展開しました。
ポップジャパンの製造ラインのスタッフの意志と、全社的な応援体制で取り組んだ、1ヶ月に及ぶプロジェクト。
今回ののぼりラボでは、ロスダウンプロジェクトの全貌と、驚きの結果について報告します。

アイテム展開の力で目指すロス率はズバリ12%以下!

ロスダウンプロジェクトでは、目標値を「ロス率12%以下」と設定しました。
これは、製品として送り出される良品の量に対して、発生する不良品(ロス)の量を12%以下に抑えようという目標設定です。
この数字の根拠は、プロジェクト開始時の段階でロス率16%からの改善を目標としたものですが、ここにはポップジャパンで設定されている「必要ロス分10%」が含まれています。
余剰のロスが2%しか許されないという数値目標は、かなりシビアと言えるでしょう。

そこで、この難題を解決するため、ロスダウンプロジェクトでは「空間ジャック」という考え方に沿ったアイテムの展開に取り組みます。
空間ジャックに用いたアイテムは、以下の3種類。

・プロジェクトロゴマーク
・製造担当者のビブス
・製造機械そば等の現場装飾用バナー

それぞれのアイテムについて説明します。

■プロジェクトロゴマーク

ロスダウン_ロゴ
イベント的な演出によって、製造現場でロスダウンの意識を共有できるように作成。
プロジェクトで用いる全てのアイテムに配置され、シンボルとしての役割を持つ重要なロゴマークとなります。
12%という目標数字の明確化と同時に、下向きの矢印を併せることで、見た瞬間に「12%」「下げる」という取り組みの意図が、感覚的に認識できるデザインに仕上げました。

■ビブス


ビブスとは、写真のように着用することで、所属や役割を視覚的に明確に示すアイテムです。
ビブスを用いる上で第一に考えたのは、作業担当者の邪魔にならないこと。
通気性が良く、軽くて作業着の上から着用しやすい素材を選別しました。
チームプレーが何よりも求められる製造現場では、各人の動きをお互いに確認し、連携した作業が大切です。
メンバーの姿を追う中で、自然と目に入ってくる黄色いビブスとロゴマークは、プロジェクトへの意識を通常作業の流れの中で高める効果がありました。

現場の声はじめは何だか気恥ずかしかったのですが、同僚みんなで着用して、同じ目標に向かって頑張れた事で、ビブスを着る事が当然になっていました。いつの間にか目標達成に夢中にさせる役割がビブスにはあるように思えました

■メッセージバナー

バナー
バナー
プロジェクトのイメージコンセプトを活かしながら、現場の「生きたコトバ」を設置することで、より強い一体感を演出。
作業中の視線移動に着目し、空間デザインの観点から設置場所を考慮しました。
押し付けられたコトバではなく、自分たちの実感や日々頭の中にあるフレーズは、抵抗無く心に響き、プロジェクトの一体感を高めます。

現場の声特に初日のインパクトが凄かった。普段の様子とは一変して見慣れた仕事場がこんなに変わるのかと、正直少し驚いた。いつもより現場の一体感が出て、社内全体のプロジェクトというパワーが伝わって、心強く感じると共に、気を引き締めて作業に取り組めたと思う

さらに目標達成の感触を見える化するために、2つのプロジェクトアイテムを追加。
ロスダウンプロジェクトの士気を鼓舞し、社内の盛り上がりに貢献しました。
アイテム

1ヶ月にわたるプロジェクトが達成した驚異的な結果!

そして、ロスダウンプロジェクトから1ヶ月が経過。
ロス率を下げることは決して簡単ではなく、これまでも中々成果があがらなかったという声もプロジェクト実施中に聞かれました。
その中でプロジェクトを通じて、目的意識が共有できたことや、製造現場以外の部署にロス削減に向けた応援の空気が浸透していることは、会社全体で実感できたことでした。

そしていよいよ、プロジェクト期間中のロス率が発表されます。

その結果はなんと、ロス率10.1%を達成!
前月比5.5%削減成功。金額にして2,500,000円相当の無駄を削減できたのです!

ロスダウンプロジェクト

ロスの削減には、製造スタッフ全員の意識と注意喚起の重さはもちろんありますが、全社一丸となって応援する姿勢が不可欠です。
製造現場でロスダウンプロジェクトに取り組んでいることを、様々なアイテムの設置と情報の発信によって全社的に共有。
共通認識、共通目的、目標を持つことで、今回の驚異的な結果に繋がったのだと思われます。

製造業に限らず、社内活性化として取り組むべき課題の内容、達成すべき目標などは、まさに会社様々です。
ポップジャパンで全社的に取り組んだロスダウンプロジェクトでは、空間規模の盛り上げは現場を活性化することを実証することができました。
社内活性化の手段として威力を発揮する、戦略的なデザインとアイテムの展開。
その可能性について考えると、様々なカタチで私たちのアイテムが活きる場面があると思えます。
今回のロスダウンプロジェクトの実証結果を、のぼりラボとして発信することで、また新しい社内活性化のヒントが生まれるのではないでしょうか。

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