広島カープ応援グッズ「勝ちタイツ」開発秘話。 2人のキーマンに聞くオトナ系カープ女子向けアイテムの秘密 !

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勝ちタイツ

社内インタビュー企画。
今回はポップジャパンから好評発売中の、広島東洋カープ応援グッズ「勝ちタイツ」について、スタッフから話を聞きました。
発案者であり企画進行に携わった製造部の村上さん、商品とパッケージのデザインを担当したデザイナーの山田さん。
お二人の話の中から、勝ちタイツにまつわる苦労と葛藤。そして商品に込めた熱い想いを感じることが出来ました。

カープ同様に注目の「勝ちタイツ」、その開発秘話をご覧ください。

人物紹介

村上さん
製造部 村上さん 2015年入社。
ポップジャパンの商品開発会議「なるほど会議」を率いる若きリーダー。
クリームたっぷりのカフェオレと天丼が大好き。

山田さん
マーケティング部 山田さん 2015年入社。
デザイナー。確かな経験と知識に裏づけされたデザイン力による、勝ちタイツ成功の立役者。
得意料理は「鶏ハム」。

例え「タイツマニア」と呼ばれても!覚悟の提案が生み出した奇跡!

石川「まずは、「そもそも」の話から。どうしてのぼりや幕を製造しているポップジャパンで、カープグッズを作ることになったのでしょうか?」

村上「カープ球団から「何か商品の提案はできないか」と持ちかけられたのが始まりです。そこで、社内の商品開発会議「なるほど会議(※)」で、「何かカープグッズを考えよう」となり、企画がスタートしました」

石川「最初は、それこそ屋外広告物も含めて、グッズ開発の選択肢は沢山あったと思います。次第にアイテムが絞られていく中、なぜ「タイツ」に行き着いたのですか?」

村上「最初に「新しいカープグッズの提案」と聞いたときに、パッっと浮かんだのが「カープ女子」でした。カープ女子をターゲットにしたアイテムなら売れるかもって思いました。」

石川「「カープ女子向けアイテム」というだけでは、色々な商品が出ていますよね?どうしてタイツだったのでしょうか?」

村上「カタログとかインターネットで「既にある商品」はダメだと思っていました。今までに無いアイテムと考えていた時に、「タトゥータイツ(ストッキング)」が無いことに気付いたんです。ありそうなのに無い商品。「コレだ!」って思いましたね」

石川「確信を覚えたワケですね」

村上「でも、僕は男なんで、会議の場で「タイツってどう?」と提案するのは恥ずかしかったですね(笑)。「タイツが好きなヤツ」とか「タイツフェチ」とか言われたら、立ち直れないなとか思ってました」

なるほど会議
ポップジャパン若手社員による商品開発会議「なるほど会議」の様子。白熱した意見交換が行われることも。

石川「勇気を振り絞った村上さんですが、提案を聞いたとき、山田さんはどう思われましたか?」

山田「やっぱり最初は「タイツが好きなんだな」くらいにしか思わなかったですね。「真剣な場に趣味を持ち出してくるなよ」と(笑)」

石川「村上さんの不安が現実になった瞬間ですね」

山田「でも、5秒後くらいに「いや、ありかも知れない」って空気になって…その場に居た人みんなが「はぁ?何言って…いや、意外とこれは…悪くない!」となりました」

村上僕が提案すると、何故か否定のワンクッションが入る…

インタビュー

タイツの徹底研究スタート!意外な発見の連続からヒットの足がかりを探る。

石川「そしていよいよ、「なるほど会議」の企画となり、具体的な商品開発の話となっていきます。勝ちタイツのデザインは、「左足首の外側にカープのロゴをワンポイントで配置する」という上品さがウリですが、このデザインに辿りつく過程を教えてください」

山田「最初に、世の中のタイツやストッキングについて知るところからのスタートでした。女性社員にお願いして、柄や装飾があるストッキングを買ってきてもらいました。キラキラしたモノとか、ラインが入っているモノとか。色々見ているうち分かったのですが、実はゴチャゴチャした柄のストッキングって、あまり無かったんです。ワンポイントとか上品なものが多い。そして、ストッキングのワンポイントが入ってる場所の主流は、左足首の外側だと分かりました」

石川「色々とサンプルを研究した結果の位置設定だったんですね。でも、なんで左足首なんでしょう。不思議ですね」

山田「例えば…人や車が載っているカタログやWEBサイトの写真を思い出してみてください。どっち向いてますか?」

石川「パっと頭に浮かんだのは、右向きですね」

山田「そうなんです。大体みんな右を向いて左足が手前にくるような角度が多いんですよね。
まだ仮説ではあるんですが、綺麗に見える角度とか絵になる角度を考えると、「左足首の外側」にポイントがある姿がベストかなって思ったんです」

石川「おぉ、なんだか説得力がある!」

右向き・人物
確かにカタログっぽい人物写真は右を向いているイメージ(例外もあります)。

右向き・車
カタログっぽい車も右向きが浮かぶ(例外もあります)。

石川「ちなみに、ここだけの話で、ボツ案とかについても教えていただきたいのですが…」

山田「一番最初は、真っ赤な生地の真っ赤なタイツとか考えました。ベタですけど、カープといったら赤ですから。でも、それだと普段使いには難しいですよね。そしたら、デザインはスッキリしたほうが良いと思い、ベージュのストッキングにワンポイントでロゴを入れるカタチになりました」

石川「今となっては見慣れた感もあるデザインですが、それだけに普遍性のある考え抜かれたものだと言うことですね。実際に出来上がってきたデザインを見たときは、どうですか?テンションあがったんじゃないですか?」

村上「シンプルで都会的なデザインが、流行だとは僕も知ってました。だから、洗練されて良いなぁって思いました」

山田タイツ界の流行も押さえて…さすが…(笑)

村上本当に純粋な気持ちで、綺麗なデザインだなって思ったんです!

インタビュー

タイツ売り場にも潜入、完成度の高い開発へ !

石川「確かにパッケージデザインも含めて、洗練された都会的で落ち着いた印象の商品ですが、それだけに、他の応援グッズと比べて異色とも思えますが、そこは敢えて狙ったのですか?」

山田「世の中に既にあるグッズが持つ、いわゆる「グッズ感」を出すべきかどうかについては、かなり悩みました。しかし、応援メガホンやユニフォームの類とは「ノリ」が若干違うこともあって、カープグッズコーナー以外でも、例えば本当にストッキングを売っている場所でも、チープに感じられない「らしさ」を持ったパッケージにしようと思いました。結果的にグッズ売り場でも、存在感が出せるものが出来たと思います」

インタビュー

石川「いよいよ、商品デザインも決定!パッケージも完成し、実際の「商品」が出来上がってくるわけですが、商品として形になった実物を見たときは、どう思いましたか?」

村上「想像を超えたものが出来たなと思いました。最初は、ただの思いつきだったのに…、具体性が全然無い状態からちゃんとした商品が出来上がってくるのは…何て言うかホント、山田さんとか、なるほど会議のメンバーには感謝ですね。すごい嬉しかったです」

山田「実は、パッケージを作っているときに原寸ダミーを作って、実際のグッズ売り場に持っていったことがあるんです。他のグッズと並んだときの具合を確認しようと思って。某ショッピングセンターとかで、こっそり検証作業をしたり…」

石川「そんなことを!?」

村上「初耳です…!」

山田「「意外に悪くないな」とか「靴下の横でも、目立つなこれ」とかブツブツ言いながら」

石川「隠れた地道な作業こそ、実を結んだときの感動も大きいという事例かと思います。僕も商品を見たときに「いいものが出来たなぁ」と思いました」

売り場
確かに、他のグッズに埋もれない存在感のあるデザインに仕上がっている。

カープ人気と共に、ポップジャバンも全国で反響 !

石川「そしていよいよ勝ちタイツの販売が始まります。知名度が無い最初こそ、身内や知り合いに配ったりした感じではありましたが、いよいよポップジャパンを知らない純粋な「お客様」にお買い上げいただいた瞬間が訪れます。その時の気持ちは覚えてますか?」

村上「やっぱり、嬉しかったですね」

山田「正直、販路を確立するっていう工程をキチンとせず、そこを飛び越えて商品を作っていたので、それはスタンダードな動きとは言えませんでした。時間の関係もあって、力技で完成させた部分もあります。なので、販路の構築が大変で、なかば飛び込みや特攻営業で置いてもらえるトコロを探していたので、置いてもらえると決まったときはハイタッチしてました。だから、その販路を通じてお客様に商品が届いたってことが嬉しかったですね」

インタビュー

石川「そんな苦労の甲斐もあり、勝ちタイツが世の中にジワジワ広がりだすと、ポップジャパンに取材の依頼が来るようになりました。カープの好調ぶりと、ファンの熱さに後押しされた部分もありますが、全国放送にまで取り上げられた時は驚きましたね」

山田「ラッキーでしたねぇ」

村上「めっちゃ嬉しかったけど、ここまで注目されるとは思ってなかったです」

山田「どの取材でも「なんでタイツにしたんですかー?」て聞かれてたよね(笑)」

村上足フェチとかタイツフェチじゃないんですけど。本当に

山田「いや、もう今さら(笑)」

石川「村上さん。観念しましょう」

取材風景
テレビ取材を受ける村上さん。ちょっと緊張気味?

石川「そんな効果もあってか、初回生産分は売り切れて、増産をかけるに至りました。どうですか?実際に履いてる人を見かけたりしましたか?」

山田「僕は、とある展示会でみかけました。全然知らない人が履いているのをみると、「おぉ…」とか「よしよし」って思いますね」

村上「履いてるのは…まだ見たことないなぁ。でもSNSで告知している時、全然知らない人からコメントついたことがあり、それは評価されてる感じがして嬉しかったですね」

石川「実は僕も、カープ優勝パレードの日に「履いてる人いないかなぁ」って、人の足ばっかり見てました」

村上それは普通にヤバい人です

インタビュー

カープタイツの誕生で、新たな目標も !

石川「いろいろなお話をお聞きしましたが、ズバリ「勝ちタイツ」。成功したと評価していいと思われますか?」

山田「まずは!まずは成功だったのではないかと。ただ、まだまだやれる可能性はあると思います」

村上「僕も成功だと思います。でも、まだゴールではないですね。ひとつのいいステップだったと思います」

インタビュー

石川「では、敢えてお聞きします。今だからこそ感じる、勝ちタイツの反省点はありますか?」

村上「やっぱり…早い段階から販路をもっと掘り下げるべきだったかなぁと思いますね。どちらかと言うと商品先行だったので」

山田「取り掛かるタイミングが、あまり良くなかったかなぁ。カープグッズが載るカタログが出るタイミングに、まだ商品が出来てなかったので、そういったグッズの流通をもっと先に把握しておけば、より早く、カタログ掲載に間に合わせられるスケジュールが組めたんじゃないとか思います。そこを知らなかったので、ただ急いだ感じだけになっちゃった。知っていれば、もう少し楽に進行できたのではないかと」

インタビュー

石川「最後に「勝ちタイツ」の経験を得た上で、次の展望や展開はありますか?」

村上「全然固まってないんですけど、今取り組んでいる「広島ドラゴンフライズ」関連ですね。グッズとか集客企画とか、今現在検討中なんで、これも成功させたいです」

山田「カープ以外の他球団のタイツもできたらいいなぁと思ってます。勝ちタイツは足首だったんで、今度は「手首」で革命を起こそうかと…詳しくは…まだ秘密です」

—–

勝ちタイツの成功をステップに、まだまだ高みを目指す二人。
ある意味で、貪欲とも思える行動力と発想力で次々と新しいアイテムを考えている様子でした。
二人の今後の活躍に期待です。

    勝ちタイツはこちらからお買い求めいただけます。
  1. POP JAPAN STORE

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