今や年間放火件数は約6,500件!防炎加工で実現する安心安全な「のぼりライフ」について。

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防炎加工

のぼり旗は、そのほとんどが店舗の駐車場や道路脇などの屋外に設置されています。
風雨にさらされても、のぼり旗は弱音を吐くことなく立ち続ける屋外広告として、引き込み効果を発揮しています。
しかし物言わぬのぼり故、何かしら異常が起きた時に、気付くことが遅れてしまう可能性はどうしても残ります。
破れたり倒れたりということも考えられますが、実は「放火」の被害に遭うことも、決して少なくないことがデータに出ています。

    参考資料
  1. 消防庁資料:平成27年(1月~12月)における火災の状況[PDF]

資料によると、昨年の出火原因の第1位は「放火」という物騒な結果に。第2位が「たばこ」なのだそうです。
放火の被害にあった物品は、夜間に置かれたゴミやバイクのカバーなど様々ですが、のぼり旗など屋外広告も少なくありません。
また、火災の原因は放火だけではありませんが、これから気温が下がり空気の乾燥する季節になると、火事の件数も増加します。
のぼり旗をはじめ、店頭幕やタペストリーを製造する企業として、放火などによる被害を最小限に抑えるために、防炎の効果や正しい情報を強く発信し続けなければなりません。
のぼりラボからは、今回「防炎加工」についてまとめました。

自ら延焼を食い止める。防炎加工は自己犠牲!?

「防炎」という文字だけ見ると、「燃えない」「火がつかない」と捉えられますが、厳密に表現すると、実は「燃え広がらない」と言った方が正確でしょう。

    参考資料
  1. 日本防炎協会

可燃性のある繊維などに、「防炎性能」を持たせることを「防炎加工」と言います。
防炎性能を持つと、たとえ炎が当たった部分が焦げても、火がつきにくくなり、仮に着火したとしても「自己消火性(延焼が拡大しない性能)」によって、燃え広がりません。
例えばもし、のぼり旗に引火したとしても、生地の一部は燃えてしまいますが、最小限の被害で食い止めることができるのです。

素材と用途に合わせて、柔軟に対応できる加工方法。

では、防炎加工とは具体的にどのような方法で行われるのでしょう。
のぼり旗などの繊維製品を防炎化する加工の方法は、大きく分けて二通りあります。

一つは「繊維そのものに防炎性能を持たせる方法」です。
前回の記事中で、通常使われる生地(ポンジ)の成分はポリエステルであると紹介しました。
ポンジなどの化学繊維を製造する段階で加工を行うことにより、繊維自体に防炎性能を持たせることができるのです。
防炎性のある繊維による生地は、主に昇華転写を行う際によく用いられます。

そして、もう一つの加工方法は、一度通常の生地として製品化したものに、防炎薬剤を用いて防炎性能を後付する方法です。
こちらは主に綿やレーヨンなどの素材で使われる方法です。
また、ポリエステル繊維の生地でも、製造された後から防炎化が必要とされる際に用いられています。
生地に防炎のコーティングをするという表現が、実際のイメージに近いかと思われます。
ちなみに、のぼり旗など捺染での印刷物の場合では、防炎薬剤の入ったインクを用いることで加工を実現しています。

    参考記事
  1. のぼりの賞見期限は3ヶ月!期限切れのぼり問題の解決にピッタリの素材を発見!?
  2. のぼり印刷技術の2大巨頭。捺染と昇華転写の徹底比較から見えること。

厳しい基準をクリアしなければ、防炎は名乗れない!

防炎加工がされている品物は、大きく分けて「防炎物品」と「防炎製品」の二つがあります。
「防炎物品」とは、法律により「防炎性能をもつこと」が義務付けられている品物です。
主に高層建築物、地下街又は劇場、病院等(防炎防火対象物)のカーテンや、暗幕。絨毯や工事用シートなどが対象になります。
これらは、消防法(昭和23年法律第186号)によって、火災が起きた際に、施設等を利用する人々を守るために、防炎性能を有するものを使用しなければならないと義務付けられています。

ここで、意外と見落とされがちなのが「地下街」のお話。
これは、仮に火災が発生した際の煙や炎の被害、消火活動の困難さなど、地下特有の問題から被害が大きくなることが予測されるため、地上よりも規制が厳しくなっています。
地下街では防炎物品の使用が義務付けられているので注意が必要です。

一方、消防法で定められた防炎物品以外で、消防庁などから「防炎性能を有することが望ましい」と普及が図られているもの。
こちらは「防炎製品」と呼ばれ、日本防炎協会の基準に適合する製品が認定され、より幅広い種類のものが対象になっています。
寝具や非常用持ち出し袋、自動車カバーから作業服など、どちらかと言えば、より身近に感じられるものが多い印象ですね。
そして、防炎加工がされたのぼり旗も「防炎製品」に分類されます。
もちろん、ポップジャパンの防炎のぼりも防炎認定を受けた、間違いのない防炎製品です。

    参考リンク
  1. 防炎加工とは(株式会社ポップジャパン)
  2. 集客玉手箱

火災を防げ!防炎加工に込められた願い。

消防庁の資料によると、平成27年の総出火件数は39,111件、総死者数は1,563人とあります。
そのうち、「放火」及び「放火の疑い」を合わせると6,502件(16.6%)。中には自動証明写真機のカーテンに火をつけられた事例も報告されています。
言うまでもなく、のぼりラボを運営するポップジャパンも日本防炎協会からの認定試験に合格して、「登録表示者」として登録されています。

防炎シール

コチラのシールは防炎認定をクリアした商品にしか張ることの出来ない、言ってみれば安心の証明書でもあるのです。
のぼり旗や店頭幕を安心して設置していただき、万が一の際でも被害を最小限に抑えるために、私たち作り手側も最大限の努力を心がけなければなりません。
想いをこめた製品を安心して利用していただき、そして最大の効果を生み出すために。
のぼりラボでは、今後も防炎加工の必要性を発信し続けます。

    参考資料
  1. 防炎品奏効事例(消防庁)

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