適材適所で効果倍増!のぼり効果の明暗をハッキリと分ける設置事例について。

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言うまでもありませんが、のぼりとは通りを行きかう人々に情報やイメージを訴求することによって生じる店内やイベントスペースへの引き込み効果を期待して設置されている屋外広告物です。
そして、その「行きかう人々」ですが、それは必ずしも歩いている人々であるとは限りません。
バイクや自転車。自家用車やバスでの移動が日常的である人もその中に含まれます。
通勤や通学のドアツードアにおいては、むしろ「歩いている時間」よりも「車に乗っている時間」の方が長いなんて人も多いのではないでしょうか。

当然、徒歩と車とでは時間当たりの移動できる距離は段違いで車の方が長くなります。
ということは、その移動中にドライバーが目にする「のぼりの数」も(単純な考えではありますが)、それだけ沢山設置されているものになるのではないかと言う仮説が立てられるのです。

情報過多社会の現代。のぼりによる視界ジャックは思いの他難しい。

では、車に乗っているときにドライバーがのぼりを意識することって実際どのくらいあるでしょうか?
改めて注意して周囲に気を配ってみると、毎日の家から職場までの道のりであっても両脇に結構沢山の店舗があることに気づかされます。
コンビニエンスストア、スーパーマーケット、飲食店、ホームセンター、ガソリンスタンド、自動車ディーラーなどなど。
そしてそれら以外にも、運転中には色々なものや情報が視界に飛び込んできます。
信号、標識、歩行者、そして驚くほど多いお店や企業の看板。よもすれば電柱にまで様々な広告や看板が貼ってあります。
それら全てのものを見ようとすると、立ち止まった状態であっても目がまわりそうですし、まして今は車の運転中の話です。
人間の視界は移動速度が増すほどに前面に向かって狭くなっていくと言いますし、わき見運転なんて危険すぎるので、これはもう厳禁です。本当に。
長い距離を移動する際においても、普段意識していなければ、ドライバーはかなりのものを見過ごしていると言えるでしょう。
そしてそんな中、改めて意識を集中することによって、ようやく数多の情報群の中に「のぼり」が数多く立っているなと気付けます。

そのような意識していないと、ほとんど見過ごしてしまいそうな「のぼり」。
私見で恐縮なのですが、何かもう一歩目立たないと言うか「のぼりに関わる人間」として注意していないとついつい見過ごして目に入って来なくなります。

これは一体なぜなのでしょうか?
色合いや描かれているデザインにおいて、他の看板や貼紙にそう引けをとっているとも思えません。
確かにネオンサインやデジタルサイネージなどの発光要素を持つものに派手さでは負けるかも知れませんが、のぼりだってヒラヒラと揺れ動き、十分に人目を惹きつける要素を持っています。
しかし実際的な感覚としては、なぜか運転していて「目立つのぼり」が思っていた以上に感じられない…
車で走りながら改めて(細心の安全運転を心がけながらですが)のぼりをよく見ていると、ドライバー視点から色々と気付くことがありました。

大きいもの、小さいもの。
車道から見ると裏返しになってるもんだから何が書いてあるのかよく分からないもの。
生地の下の方がポールに絡まっててのぼりの体を成していないもの。
そして意外と多いのが、道路の進行方向対して平行に立っているのぼりです。
つまりこれはドライバーが真横まで来ないと何が書いてあるか分からない。真横に来るまでは殆ど「線」としてしか認識できないということです。これは車で走っていると気付けませんし、当然目立つワケもなく効果なんて期待できません。
何故ならば、のぼりは2次元の情報媒体。例えて言うならパラッパラッパーのパラッパと同じなのです。ご存知ですか?パラッパラッパー[Link]。
それ故、道路の筋に平行する形で設置されたのぼりは、ほぼ真横までいかないと見えませんし、車を運転しながら、ほぼ真横はあまり見ないことでしょう。と言うか、危ないので絶対見ないで下さい。

つまり「車から見たのぼりが思った以上に目立っていない」理由とは、そもそもドライバーの視覚に入ってきにくい設置の仕方によってのぼりのポテンシャルが十分に発揮できていないことが原因の一つと言えるでしょう。

最大限の効果を発揮できないジレンマ。のぼりは重力から逃れられないのか。

では何故道路の進行方向に対して垂直に、ドライバーから見え易いように設置しないのでしょうか?
もちろん理由は多々あるようですが、視界を遮ることで通行する人の邪魔になることを考慮しているということも大きいと思われます。
のぼりと同じく店頭の屋外広告の代表として「看板」というものがありますが、こちらは壁や屋根など通行の妨げにならない言わば「空中」に設置できるので道路に対して垂直に設置することが可能です。
しかしながら、のぼりはその大多数が地面に設置するので、通行を妨げない、不慮の事故の防止を想定しての設置はどうしても必要になってしまいます。

道路に対して垂直に立てれば通行の邪魔になり、平行に設置すると今度はドライバーの視界に入らず、最悪、わき見運転を誘発する恐れがあるような条件が厳しい状況でも、効果的にドライバーにも訴えることができるのぼりとはどのようなものでしょう。

その一つの回答として、「裏面からでも違和感無く内容が読めるほどのシンプルなデザイン」という解決策が考えられます。
のぼりを裏面から見ると基本的に表面が透けて文字やデザインが反転して見えます。
表面に複雑な図柄や長めの文章があると、これを反転された裏面から読み解くことは難しく集中力が必要ですが、例えば、縦書きで大きく「焼肉」と印字されたのぼりを想像してみて下さい。
これなら反転された状態であっても感覚的に
「あ、焼肉ってかいてあるな」
と認識できるのではないでしょうか。
加えて、左右対称にデフォルメされた牛の顔イラストも同時にプリントされていれば尚のこと効果的でしょう。

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誰に何を見せたいのか。答えはいつだってシンプルだ。

今回の「ドライバーに訴求するのぼり」についての考察から導き出される一つの結論として、のぼりにはのぼりに特化したのぼりをよく見せるデザインが存在するということが言えるでしょう。
単純に言ってしまえば「パっと見」でどれだけ情報が伝わるか。分かりやすさによる情報の瞬発力の勝負ということです。
先にも述べたように、のぼりは決して正面からのみ見られるとは限りません。風向きや設置状況によっては裏から見られたりバタバタと大きく揺れていることも考えられます。
そのような中に細かな文字が羅列してあっても効果はありませんし、凝りに凝ったデザインもその性質に沿っていなければそれはただの自己満足。
のぼりにはのぼりの、そしてチラシやポスターにもそれぞれの特性と役割にあったデザインや内容があるということです。

店舗の中や、駅、空港の構内など、自由に動ける歩行者に対してはじっくりアピールすることも効果的でしょう。
しかし、運転中のドライバーにじっくり「のぼり」の文章を読ませようとする試みはまるで意味を成しませんし不可能です。と言うか実現してしまうと危険すぎるので絶対にやめて下さい。

場所や時間、地域、文化。そして訴求したい内容によって効果的な宣伝媒体は変わってきます。
そしてそれは必ずしものぼりであるとは限りません。
弊社が現在メインで扱っている横断幕、タペストリー、ミニのぼり等。その他、折り込み広告やポスター、デジタルサイネージ、もしかしたらテレビCMが最も効果的な宣伝媒体として採用されることもあるでしょう。

自動車を運転しているドライバーに対して、しっかりと目に入る道路に対して垂直の角度で設置されたのぼりは、その揺れ動く姿を遠くからでも視認できますし、縦幅にしても約2mもあるのですからシンプルでデザインが分かり易ければ内容も十分伝わります。
のぼりは決してドライバーに対して不向きな屋外広告ではなく、むしろ計画的な設置方法によって十分に威力を発揮できる効果的な選択と言えるのです。
要は適材適所でありその活かし方次第。
製造する我々からもその効果的な設置方法と特性について理解を十分に深めて発信していく姿勢が今後も一層必要とされてくるものと考えます。

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